様々な品種の梨の花
写真の雌しべ(中央にあるオレンジ色の5本)がありますが、梨の交配(受粉作業)はこの5本の雌しべの柱頭めがけて行われます。雄しべの花粉を(他の品種の花粉を付けないと果実は成らないのです:他家受粉)雌しべが5裂している柱頭のみんなに花粉が付かないと、大きくて丸い梨にならないのです。花粉からは花粉管が出されてこの雌しべを辿って行き受精が完了します。そこには、5つの部屋につながっていて、受精が上手く行くと一部屋に2種子づつ出来て、良い形の梨は原則として「部屋1子室2種子」で10個の種が出来ているのです。
梨の果実は子房が変化したものではなく、花托が変化したものなんですよ。(偽果:ナシ・リンゴ・ビワは同じ仲間です。)。この交配で、色・形・香り・大きさ・味・食感・甘みの90%が決定されます。梨にとって大切なDNAが決定するのです。一個一個の梨はみんな遺伝子/DNAが違うのです。人間で言えば一個一個は兄妹みたいなものですね。すると、梨はド・エライ大家族ですね。(^_^)v
これ、ご存じでしたでしょうか?
果実を構成する器官による分類
A.真正果実
子房(胚珠を含む)だけから構成される果実
B.偽果
子房と子房以外の器官(花托など)から構成される果実
受粉用品種の花を採ります
花をたくさん採ります
採葯器(蕾の脱穀機のような物です)
葯がたくさん獲れました
さらに篩いにかけてゴミを取ります
受粉準備
2007.4月
受粉準備
2007.4月
雄しべ(雄蕊)だけになりました
受粉準備
2007.4月
開葯器
幸水梨の花
左写真は幸水の花です。梨の花の中で一番きれいな花と言えます。可憐で、ほのかにピンク色した花は、ソメイヨシノに勝ると思います。当園で一番最後に咲く花です。この品種が咲き終わると梨の交配作業も終わり、蜜蜂も回収されていきます。一番最後に花が咲き、一番最初に収穫される品種です。酸味はありません。今年は8/10頃から8/22頃まで収穫されると思れます。
豊水梨の花

左写真は
豊水の花です。。ご覧のように、牡丹の花のようにボッテリとした感じの八重の5弁花です。当園では最後から2番目に咲く品種です。8/25頃から9月中旬まで収穫されます。中生種です。味は、若干酸味があり、柔らかくて、
食べても口に繊維質が残らないので、若い人からお年寄りまで好評です
秋月梨の花

左写真は秋月の花です。スマ−トに大きめな5弁花。当園で栽培してる梨では花の大きさでは3番目です。梨は愛宕のように大きくなりますが、酸味は有りません。食感はシャキとした感じです。極晩生種です。
新高梨の花
左写真は新高の花です。中ぐらいの5弁花で、すっきりした平たい花です。9月下旬から10月上旬に収穫される品種です。食感はサクッとして、キメは荒い感じの水分豊富な梨です。ド−ンとして貫禄がありますので梨の王様と言われています。
ほほえみの花
左写真はほほえみの花です。八重っぽい6弁花のようですが実は5弁花で、2番目に小さい花です。開花期間は、けっこう長くて、一週間くらい散らずに咲いていました。梨は中ぐらいに育つ品種で、あまり大きくなる品種ではありません。梨は酸味は無く、食感は、シャキッとした感じです。果形は、まん丸い感じの梨になります。
愛宕梨の花
左写真は愛宕梨の花です。ちょっと素朴でクシャクシャした感じで、小さくて5弁花です。一番早く咲く極晩生種です。そして果実はちょっと酸味があって滑らかな柔らかい感じの食感の梨です。花は一番小さな花をつけますけれど、当園で栽培してる梨では一番大きくなる品種です。一番最後、11月の上旬に収穫され、お歳暮用として好評です。